スリッパの滅菌装置の設置
医院内を土足にするかどうかは、どこの医院も悩むところです。土足にした場合には、はきかえる必要がないので、患者様の負担が少ないというメリットが、ある一方で、医院内が汚れやすくなるというデメリットもあります。土足にしない場合には、院内の清潔さは保たれますが、一方誰かがはいたスリッパをはくことによる不快感を感じる患者さまもいらっしゃいます。そこでこうしたスリッパに対するイメージの悪さを払しょくする方法として、スリッパの滅菌装置を導入するという方法があります。これには二つのタイプがあります。
ひとつは、スリッパの棚そのものの中に、殺菌灯が入っていて、その中からスリッパを取り出すので、スリッパはいつも清潔ですよというものです。ただこのタイプは、棚の中にスリッパがどのくらいの時間は入っていたのかは確認できません。それは棚の中から患者様は、任意にスリッパを出したりしまったりするからです。
それに対して、使い終わったスリッパを棚の上にのせるとすいこまれていき、ボタンを押すと一定時間消毒されたスリッパが出てくるという方式のものもあります。これならば確実に消毒が終わったスリッパを患者様に提供できるかもしれません。
どんなタイプのものを導入するかによって消毒の差はあるのかもしれませんが、それ以上に患者様に対して医院は清潔さを保つように努力しているのですよという医院側の姿勢を知らせる効果が大きいと思います。