増患のススメ
先生方の中には「増患対策を行う=患者を増やすためになにかをするということ」に対して抵抗感が有る方もいらっしゃると思います。患者を増やそうと努力することは悪いことでしょうか?フリーアクセスを基本としている日本の医療制度においては患者様がどの医療機関を選択して通うかは自由です。開業ラッシュを迎えている現在1件当たりの医療機関に対する患者様の数は減少傾向にあります。
しかし、どの医療機関も一律に患者様が減少しているのかといえば決してそんなことはなく、毎年患者数を延ばしている医院も数多くあります。
一般的に競争が激化すればするほどこの差は開く傾向にあり、いわゆる勝ち組と負け組の差が大きくなっていきます。どうしてこんな風になってしまうかと言えば日本の医療機関の多くが患者様の立場にたった増患対策を行うという意識が低く、流行っているところはその医療機関の先生のキャラクター等によりなんとなく流行っていると思われており、その原因や取り組みに対する評価がきちんと行われていないからです。
患者が沢山集まる医療機関には、集まるだけの理由がきちんとあります。そしてまた逆に患者が集まらない医療機関にもその理由があるのです。それぞれの理由をきちんと分析し、それに対する対策をきちんと立てて実行に移せば増患は十分に可能です。
患者が沢山集まる医院というのは、人気がある医院と言うことになります。人気がある医院とは、多くの患者様から支持されている医院と言い換えることもできます。すなわち、沢山の患者様から支持されるために増患対策を行うことは、選ばれる医療機関となるための重要な対策ということになるのです。
増患対策(全診療項目共通)
増患対策にはいろいろな方法がありますが、大きく分けると次の4つにわかれます。
この4つの対策をバランスよく持続的に実行することにより、患者様は自然と増えていきます。