折り込み広告は1回きり、思いきって出そう
医院を開業するときほとんどの先生方が、折り込み広告といって新聞の間にちらしをはさみこむ広告を行います。この広告が、増患対策としては非常に効果があります。比較的ゆっくりと新聞や広告を見る時間のある日曜日の朝刊に3大紙(朝日、読売、毎日)を中心にできるだけたくさん入れます。たくさんというのは、具体的には5万部以上です。開業コンサルタントの中にはこの折り込みチラシの効果を正しく理解しておらず少しの部数しか計画していない人もいますが、これは大きな間違いです。折り込みチラシを見た人は、医院が開業したことを知るとともに、内覧会に行こうと考えたり、病気した時のためにとっておこうと考える人が少なからずいます。広告は1回でも効果は比較的長続きするということです。
この折り込みチラシ広告は、効果が高いので継続的にやればいいと思うのですが、実は医師会や歯科医師会に入る場合には、原則的に1回だけは黙認するという暗黙の了解があります。
別に内容が医療法の広告規制に触れていなければ何回やってもいいのですが、一人の先生だけが
何回も行うことは、他の先生の患者をとってしまうことになり望ましくないという理由から1回だけ認められているというわけです。
ですから、医師会に加入する先生の場合には、この効果の高いワンチャンスを最大限に利用することが重要です。また、医師会に加入しない先生は、患者をどうしても増やしたいなら、周りの先生の反感を買うことは理解したうえで積極的に折り込み広告を行うことをお勧めします。