空調換気設備

【エアコン(家庭用・業務用)】
エアコン設置の場合に注意したいのは、配管の経路が取れるかどうかです。室外機から室内機へと冷媒管で接続するのだが、ルート確保が困難であるとクリニックとして使えないもしくは高額な費用負担となります。特にビルマルチエアコン(1代の室外機で複数の室内機を動かすことができ、各室内機で温度設定を変えられる)しか設置できないようなテナントビルだと空調機の費用が高額になる場合が多いです。
既存のエアコンを移設して使いまわす場合でも、あまりに年式が古いと移設時に故障してしまう場合もあります。もしメーカーにて部品の生産が終了していれば修理不可能です。
家庭用エアコンは安価ではありますが業務用として使用するには耐久性に問題があります。また室外機と室内機の距離が長いと大幅な性能ダウンにつながるのでなるべく業務用を利用した方がいいでしょう。

【換気設備】
各部屋に部屋の大きさに合わせた換気扇を設置しますが、給気とのバランスが崩れていると出入りの際に給に風が舞い込んだり、ドアが開きにくくなったりするので注意が必要です。また臭いが気になる部屋(内視鏡室や処置室など)は少し大きめの換気扇を取り付ける場合が多いです。

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