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病気を治してもらうために来院している患者様にとって、待ち時間は苦痛なものです。
待ち時間は短ければ短いにこしたことはありません。ドクターの中には、患者様をじっくり診察するため、患者様を1時間も2時間も待たせている先生もいます。またたくさんの患者様を手際よく診察している先生もいらしやいます。診察のスピードや診察の方法は、ドクターによって違うので、待ち時間に差が出るのは仕方がないという考え方もあると思います。しかし、せっかく先生の診察を受けに来てくれる患者さまは、できれば待ち時間を少なくしてあげるのにこしたことはありません。待ち時間対策にはいくつかの方法がありますが、そのひとつの方法として診療予約システムの導入があります。これは、患者さまに診療の予約を電話や、インターネットを使って取ってもらうというものです。医院の方は、コンピューター上から予約の確認ができますので、予約患者を優先して診察することにより、結果的に予約患者の待ち時間を短縮することが可能になります。この診療予約システムは、コンピューターや、インターネットの普及に伴い昨今非常に性能もよくなり、また価格も下がって手頃に導入できるようになっています。
価格的には、50万円から250万円くらいになっています。最近は、予約データーをインターネットのサーバー上に置くアプリケーションサービスプロバーダー型（ＹＡＨＯＯ）のようなものが主流になりつつあります。
導入に際しての注意点は以下のようなものです。

1.内科等年配者が多い場合には、コンピューターや携帯予約だけでなく、来院時や電話での申し込みもできるようにし職員が代わりに入力するように配慮する。
2.完全予約制にはせず、1時間の予約の枠を決めておき、飛び込みの患者も診察できるように
しておく
3.飛び込み患者が多そうな日、例えば月曜や、土曜日の午前中は予約の数を制限しておく
4.予約システムは、ソフトを買うものなので、小さな会社は避けた方が無難
5.簡単な方法としては時間予約にせず、その日の午前、午後の別に単純に順番を取るという方法もある
6.院内の診察順番表示装置と連動させられるものを導入すると、患者がどれくらい待てばいいかがわかるので便利