電子カルテでスピードアップ
現在新規開業する先生の70%は電子カルテを導入します。通常電子カルテのシステムは、ほとんどの機種がレセプトコンピューターの機能も合わせ持っています。つまり電子カルテというのは、電子カルテ機能+レセプトコンピューターということになります。電子カルテは、紙カルテのかわりに電子媒体としてカルテを作成し、保管します。
電子カルテを導入するメリットには、次のようなものがあります。
1.カルテの保存場所がいらない
2.カルテをすばやく探すことができる
3.診療が終わると会計の計算が終わっているので、患者は診療終了後すぐに帰れる
4.慣れてくれば、紙カルテに書くよりも早く処理できるので、診療をスピードアップすることが
でき、患者の待ち時間を短くすることができる。
5.内視鏡や、超音波検査、外注の検査の結果などを取り込むことにより患者への説明力が高まる。
6ドクター自身が入力しているので、医学的なミスが少なくなり、レセプト請求も早く終わらせることができる
また、デメリットとしては次のようなものがあります。
1.レセコン導入のおおむね1.5倍から2倍の費用がかかる
2.システムがダウンするとカルテを見ることができなくなるので、診療が難しくなる。
3.気をつけないと画面ばかりみることになり、患者から冷たい印象をもたれる。
4.中途からの導入の場合、今までのデーターをどう処理するかが問題になる
電子カルテの導入はこのようにメリット、デメリットがそれぞれありますが、患者さんの待ち時間を短くすることができるという点において、医院に対する満足度を高めることができる便利な機械ということができると思います。